テーマ:PDD(広汎性発達障害)をお持ちの方とのお付き合いについて
2010年5月15日(日)、医療法人慈圭会すがのクリニックの奥山美希先生を講師にお迎えし、大槻公民館にてPDDの研修会を実施しました。
昨年はPDDの知識習得および理解にウエイトをおいた研修であったため、受講者からコミュニケーションをとる際の具体的な事例や会話等を勉強したいとの要望が強く出されました。
これを受け、今回は病院の現場で数多くの体験をお持ちの奥山先生においでいただき、先生が編集した事例と会話集を基に実践的な研修を行いました。保護者の方々、他団体のスタッフ等30名以上の参加があり、活発な質疑応答がなされました。
研修の感想は、PDD障害(特に大人)のため差別的な苦痛を味わいった挙句、仕事を辞めてしまったと、その人的資源の損失は小さくないはずです。受け入れ職場が少しでもその人の特性を理解し、その人の「特殊能力」を活用すれば素晴らしい成果が期待できるのにと思いました。
いずれ経営者や職場の方々にも参加いただき、理解を深めてもらうような研修の機会を得たいものです。